logo-kenford icn-cart icn-link icn-map

CONTENTS

ビジネス ファッション ラボ

大人のオトコが知る「シーンでも映えるスーツスタイル」を選ぶ基礎知識

社会人にとって、仕事のパートナーとして切っても切れない関係にあるスーツ。しかし身近ゆえにその種類や特徴、着こなしがよくわからない…という人は少なくありません。そこで、ビジネスファッションの基礎知識の第一歩、「スーツ」の種類を解説します。

3つのポイントで知るスーツの種類と特徴

スーツを選ぶ時、採寸やシルエット以外にチェックしたいポイントが3つあります。それがボタン・裾・ベントです。チョイス次第では全く違う表情を見せるスーツには、それぞれこんな着こなしができるのです。

ボタンの配列、数でスーツの表情は大きく変わる!

ボタンは、主に2つの区分で区別ができます。1つ目は「シングルスーツかダブルスーツ」です。シングルスーツというのは、現在における定番でボタンの配列が1列のもの。そしてダブルスーツというのは、ボタンが2列に配列されているというものです。

それに対して、2ボタン・3ボタンは1列あたりのボタンの数を指します。通常、紳士服店でスーツを購入する際は、2ボタンのタイプが多いです。ボタンが少ない分、襟元のラインがシャープになり、より若々しい印象を与えます。3ボタンはその逆で、キッチリとしたイメージが強いですね。

スラックスの裾あげにも注目!シングル・ダブルの使い分けは?

スーツを新調する時、スラックスの裾上げで「シングルにしますか?ダブルにしますか?」と店員さんに聞かれた方は多いはず。ダブルというのは裾に折り目がついた状態で裾上げすることを指し、シングルは折り目がない状態を指します。

使い勝手という点で比較すれば、シングルはビジネスシーンでもオーソドックスなスタイルです。また、シングルは足がスラっと見えるというメリットもあります。

それに対して、ダブルの魅力は「オシャレさ」にあるでしょう。裾という足元も意識しているのが感じられるダブルのスタイルは、20代なら小慣れた印象を、そしてミドルエイジならちょいワル感を出してくれます。2着目・3着目でチャレンジしてみたいところですね。

普段目に行かない「ベント」にも、作り手やこだわりが詰まっている

ベントというのは、スーツのジャケットの後ろにある、縦の切れ目のことを指します。よく買ったばかりのジャケットを着る時、ベントを留めている糸を切り忘れる人も少なくないはず。

最も一般的なものは、ジャケットの中央に切れ目がある「センターベント」です。そして、ジャケットの両端に切れ目が入った「サイドベンツ」、切れ目のない「ノーベント」があります。ビジネスシーンでよく見るのはセンターベントとサイドベンツですが、サイドベンツの方がよりクラシカルな印象があります。ノーベントは礼服など、フォーマルな場で用いられています。

実は奥が深い…4種類でみるスーツの「柄」

スーツの表情を決定づける要素、柄は「無地」「ストライプ」「チェック」と3種類に大別できます。

無地はもっとも無難に見えがちですが、スーツの素材の良し悪しがわかりやすい他、使い込みによるテカリも目立つなど、オシャレ度が試される柄でもあるのです。

ストライプは縞柄の感覚や線の種類でさらに細かく分類でき、汎用性の高さは一番。中でも細かい点で柄が描かれている「ピンストライプ」は、幅広いシーンに活用できます。

チェックは全体を通して、華やかさが目立つ柄です。そのうちの1つであるハウンドトゥースというのは聞きなれない言葉ですが、日本では「千鳥柄」としてよく知られていますね。伝統的でクラシックなこの柄は、秋冬のシーズンにぴったりです。

スーツの色味はグレー・ネイビーの2色を使いこなす

最後に、スーツ全体の印象に関わる「色味」をチェックしたいと思います。

ここでピックアップしたいのは、定番中の定番であるグレーとネイビーの2色。ネイビーは普段着でも使われるカラーで、どのシーンでもエレガントなイメージを出せる万能カラーです。グレーもカラーバリエーションの豊富さゆえに、使いやすさでは負けません。

この2色をどう活用するかは、まさにあなた次第。チェック柄とライトグレーでシックなイメージを出すもよし。無地でライトなネイビーを採用して、上品な爽やかさを演出してもいいでしょう。

スーツの知識があると、紳士服店がテーマパークになる

紳士服店には、あらゆるデザイン、素材、色味のスーツが所狭しと並んでいます。今回紹介した知識が頭にあると、そのスーツの使用シーンや自分がそれを着ているイメージが、パッと思い浮かぶようになるでしょう。

そうなれば、スーツ選びは「仕事のために仕方なく選んでいる時間」ところから、「自分をプロデュースする時間」に変わります。このスーツに合う靴やネクタイは何だろう、手持ちの革靴とどう合わせよう…。

そうやって考えるうちに物への愛情も増すというものです。どうか、そんな幸せな時間とともに、理想的なスーツスタイルを模索してみてください。

筆者Profile
サトートモロー
出版業界出身の映画ライター。ライフスタイルに関するコラムや映画批評を執筆。
大のお酒好きですが痩せるために絶賛断酒中です(笑)
趣味:映画鑑賞・ウィンドウショッピング・格闘技
その他:外出時はオシャレで癖のある書店をよく探しています。
一覧に戻る