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ビジネス ファッション ラボ

出張コーデも手を抜かず、荷造りはスマートに

旅の目的がどうであれ、荷物が少ないに越したことはありません。旅先でお土産などを買い過ぎて、帰りの飛行機で重量オーバーになって追加料金が発生……そんな事態は避けるため、荷物は予め厳選しておくべきです。

さらに、荷物が少ない方が機動力を確保できるのも大きな利点。出張に関してはビジネスが目的ですので、その成果や進捗を妨げないようにスピード感を重視し、コンパクトな荷造りやコーディネートを実践する必要があります。出張の期間によって意識すべきポイントが変わりますので、短期と長期にわけて解説します。

短期の出張はスピード感を意識してアイテムを選ぶ

日程に余裕がない短期の出張は、ちょっとした無駄な時間でも惜しいもの。飛行機で移動するなら、機内に持ち込みが可能なサイズのスーツケースやバッグを選ぶのがお勧めです。なぜなら、預けた荷物を待つ時間が省け、空港に着いたらすぐに行動ができるからです。

小物などを探す時間ももったいないので、ホテルに着いた際や滞在中にその必要がないよう、荷物を分かりやすく小分けしておくのもお勧め。服、下着、充電器・ケーブル・ガジェット類、洗面所で使用するグッズなど、アイテムの種類によって収納するケースの色を変えると探す手間は省けます。

また衣類をコンパクトに収納するには、圧縮パックが便利です。圧縮パックは密閉度が高いため、着用した衣類を入れるのにも重宝。移動中に臭いが漏れることがないからです。

スーツスタイルはシャツやネクタイでアレンジ

短期の出張であればスーツは1着で十分。スーツで移動する必要があるなら、そのスーツを活用するようにするのが合理的です。シワが入りづらいタイプのスーツを選べば、ヨレヨレな印象になるのも防げます。寝る前にはジャケットとスラックスをきちんと整えてハンガーに掛け、除菌消臭スプレーなどを散布しておくて使用感は払拭できます。

出張中は移動が多いので、動きやすい伸縮性のある生地のスーツを選ぶというのもポイント。普段よりも長時間スーツを着用する可能性が高いなら、着心地にも配慮すべきです。

常にそうした機能的なスーツがマストとは言いませんが、出張に行くことが多いのであれば準備しておくのが賢明。最近は防シワ機能やストレッチ性を備えたスーツも増えていますので、機能面からスーツを探してみてください。

出張中のスーツが一着となれば、シャツやネクタイで変化を付けることが重要になります。バリエーションを揃えると嵩張りそうですが、ワイシャツやネクタイ専用のケースがあるとコンパクトにまとめやすい上に荷物も小分けできます。最近はシャツやスラックスの折り畳み用プレートが付属しているケースもありますので、整理整頓が苦手ならそうした便利グッズも活用してみてください。

靴は全天候対応ビジネスシューズが最適

出張では普段よりも移動する機会や距離が増えるので、靴にも気を使う必要があります。疲れを軽減してくれるクッション性の高いインソールを起用しているタイプや、通常のソールに比べグリップ性能の高いアウトソールを採用しているようなシューズが狙い目。長時間シューズを履き続けても蒸れにくく臭いにくい素材を使用していたら申し分ありません。

天候が急変した場合のことも想定し、撥水加工が施されているタイプを選べば完璧。さらに万全を期すなら、軽量の折り畳み傘を常備しておくのもお勧めです。雨に強い靴と傘があれば、急な天候の変化で慌てずに済みます。

長期の出張では対応力が高いワードローブを築く

出張の期間が長くなっても短期間の場合と基本的なポイントは変わりませんが、長期滞在となればそれだけ荷物も増えますので、スーツケースは機内持ち込み可能なサイズにこだわる必要はありません。ただし、無駄なモノを増やすのは御法度。コーディネートに関しては応用が効くようなアイテムをプラスするのがお勧めです。なぜなら、滞在する期間が長くなればなるほど、対応しなければならないシーンのバリエーションが増えるからです。商談などのオンだけでなく、食事やパーティといったオフに近い場に馴染む着こなしも想定しておきましょう。

例えば、素材やカラーの異なるジャケットを準備しつつスーツのスラックスを合わせてジャケパンスタイルを築いたり、ノータイでも首元がサマになりやすいクレリックシャツやボタンダウンシャツ、カッタウェイのシャツを使用したりすれば、コーディネートの幅はかなり広がります。

また、ウォームビズやクールビズと言えるようなスタイルを想定しておいても良いでしょう。そのためには、シャツだけでなくポロシャツやニット類を用意しておくと適度なカジュアルダウンが簡単です。

また、寒い地域や季節であれば、温度調整のためにスーツにもカジュアルスタイルにもマッチするインナーダウンを活用するのが賢い手段。温度調節がしやすい上に嵩張らないカーディガンを着回すのもお勧めです。

オンだけでなくオフでも使えるシューズが理想的

コーディネートに合わせ、靴も対応力の高いタイプを選んでおくのがベター。スーツだけでなくビジネスカジュアルに合わせても違和感のないモンクストラップのシューズなどを選ぶのがお勧めです。ブラウンのUチップを活用するのも良いでしょう。

いずれにしても前述した通り、デザイン性だけでなく機能性も考慮して相棒となるシューズを選ぶと出張の快適度が一気に高まります。

ちょっとした工夫次第で出張のコーディネートをスタイリッシュかつ快適にすることは可能です。役立ちそうな情報を常に仕入れつつ、気付いたことは忘れないようにメモするなどして、出張の度に少しずつでもブラッシュアップしてみてください。

筆者Profile
平 格彦(たいら まさひこ)
東京都生まれ。ライター、編集者、コラムニスト、プランナーなど。AllAbout「メンズファッション」ガイド。JAPAN MENSA会員。野菜ソムリエ。大学でマーケティングを専攻した後、新卒で出版社へ入社して広告部、ファッション誌編集部を経て独立。フリーランスとして関わったメディアは60程度。その経験を踏まえ、客観的、横断的、俯瞰的にファッションを分析するのが得意。そんな視点を活かして[着こなし工学]を構築中。編集力を応用して他分野でも活動。
http://www.masahikotaira.com
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