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コラム

革靴のカッコいい履き方

正直に言おう。ケンフォードの靴は、20年間手入れを怠らず消耗部品を定期的に交換し磨き続け、普段はシューズBOXに眠らせておき、ここ一番で履くタイプのいわゆるマニア向けの嗜好品ではない。

もちろん、大切に手入れをして長く愛用してしていける頑丈さと、素材として使う革から内側の布地、染料やゴムの材料にいたるまで、驚くほどの品質基準をクリアしたREGALクオリティを備える、お値段以上の逸品ではあるが、どちらかと言えば、日々のワークシーンでガンガン履いていく相棒として選ぶ靴である。

一部の革靴好きの方々を唸らせる高級靴はさておき、普段使いとして履くにはこれほどちょうどいい革靴はないと思う。

本題に入ろう。
革靴のカッコいい履き方とは、最高級のモノを履けばOKという訳ではない。
何を選ぶか?も、もちろん大事だが、どう履いて行くか?に意識を向けるのが、カッコよく革靴を履きこなす一番のコツである。

最高級の一足を毎日履いて何も手入れをしない人より、普段使いの靴を上手に履きまわしている人の方が何倍もカッコよく見えるものだ。

そもそも革靴は、毎日同じものを履くべきではない。これは営業でガンガン歩く人も、デスクワーク中心の人も同じである。

革靴は革という素材の特性として、丈夫で長持ちする他に足元を快適に保つ役割も持っている。
誰でも1日のうちにかなりの汗をかくのはご存知だと思うが、足も例外ではない。
靴下を履いていても革靴は汗を吸収→発散を繰り返しながら呼吸している。

きちんとサイズを吟味して手に入れた革靴は、新品から少しこなれてくると、ゆっくりと自分の足にフィットして、自分専用のカタチになってくる。
あなたに合わせて変化するということは、同時に経年劣化や消耗が起きるということである。
(個人的には新品ピカピカよりは、少しエイジングされてシワのある状態の方が好きだ)

まずは、毎日同じ靴を履かないという最低限のルールを守ることから始めて欲しい。
理想的には、1日履いたら3日程休ませるのがいいと思う。

改めて今現在の下駄箱を見てほしい。
何足の革靴が並んでいるだろうか? その中に前回コラムのようなくたびれた靴はいないだろうか?

まずとっかかりとして、今ある靴の仕分けをしていこう。
手入れすれば蘇る靴はキープし、蘇生が難しそうな靴とは思い切ってお別れして、買い替えを検討する。
手入れすればなんとかなるが、手入れしそうにない・・という人は、結局下駄箱の肥やしになってしまうので、 シューケアに出すか、やはりこれを機にお別れしておこう。

そして第一段階として、1週間のローテーションが組める状態を目指すのだ。
ほぼ毎日革靴を履く人であれば、少なくとも4〜5足はレギュラー陣として用意しておきたい。
そうすれば、1足か2足は少しフォーマルなシーンや急なセレモニーなどで履く勝負靴としても使える。

もちろんこれらも時々普段使いレギュラーに織り混ぜる方がいい。長いことしまっておいて、いざ久しぶりに履くと足に馴染まず、靴ズレなどを起こしてしまうので、履かない靴は下駄箱に置かないというのがワタクシの持論である。

ここで強くオススメしたいのが、「雨の日に履ける」革靴を必ず入れておくこと。
革は基本的に雨に弱い。
しかし、大半のビジネスマンは天候の悪い日でも外に出ないわけにはいかない。
ここで通常の革靴をそのまま雨の日に使っていると、水が侵入してカビたり臭くなったりして、 周囲の人に不潔な印象を持たれてしまうし、何より靴の傷みが劇的に早くなる。

雨の日が続いた時のことを考えると、雨でも履ける革靴が2足くらいあった方が効果的に履きまわせて良い。
ケンフォードには雨の日にも使えるKN40シリーズというモデルがある。
この靴は高機能な全天候対応型なので、もちろん晴れた日にも活躍する万能モデルだ。

→KN40シリーズ

さあ、1週間のローテーションが確立出来たら、まずは約3日おきに履くのをベースに実行してみよう。
これまでとは、履き心地も快適性も変わってくることに気づくと思う。 ここが、カッコいい革靴ライフのスタートである。
これから覚えておくべきカンタンなお手入れ方法などは、また後々の号にて。

次回:シューキーパーはオトコの嗜み。

筆者Profile
林田明生(はやしだみょうせい)
革靴をこよなく愛するコラムニスト・クリエイティブディレクター
私見と偏見で自由に書かせていただいてます(笑)
趣味:靴磨き・クルマ磨き・ギター磨き・宴会
その他:どちらかといえばネコ派。
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