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コラム

先輩になる勇気

若い社会人のあなたにも「後輩」はできましたか?
そろそろ春を前に新人研修、マニュアルの作成となにかと忙しいこのシーズン。

これから「先輩」になる方は、どこか嬉しい反面、上手くやっていけるのか不安もつきまとう、複雑な心境ではないでしょうか。

自由と責任の振り幅も小さかった新人からステージが変化していくなかで、今回は筆者の経験を踏まえながら、先輩になる勇気の持ち方と、憧れの次世代「先輩像」のポイントを3つ伝授してみたいと思います!

と、その前に……そもそも“センパイ”と聞くと体育会系の部活・サークルでの絶対主義を想像される方もいらっしゃるかもしれません。例えば「先輩」の立場というだけで「後輩」は100%受け入れ従ってくれる、というような。

残念ながらこんな都合のよい考え方はなかなか難しいと捨て去ったほうがいいでしょう。

当然のことながらビジネスに正解はありません!

歳上の後輩にも、暗黙のルールや厄介なクライアントにも、その場の最適解を求めていく姿勢こそが、社会人の先輩として信頼を勝ち取っていくものです。

どうか自身の胸に「どうして先輩になる勇気が持てないのか」と問いかけてみてください。

理由のアレコレが見つかったことでしょう。

そう、実は“かっこ悪い”「先輩になる」勇気を持つことと同じ意味。

「先輩と後輩」の関係は「上司と部下」との関係とは違ってはっきりせず、むしろチームとして支え合っていく仲間のひとり。ですから普段のオフィスシーンのなかで「後輩」の前だけ、かっこいいところ、良いところ、強いところばかり見せ続けるわけにはいきませんよね。

「先輩」といえ、まだまだ若手のみなさんだからこそ、かっこ悪いところ、ダメなところ、弱いところも、すべて後輩にさらけ出すことになります。

もしかすると後輩のほうが“かっこ良く”なる想像をしていませんか。

とはいえ新人時代を思い返せば、電話のとり方、名刺の出し方、挨拶やスーツの選び方までシッチャカメッチャカだった方もいたことでしょう。誰でも新人の苦労は忘れがちです。

それを乗り越えてきたあなたは、成長の証を手に入れています。

それでも後輩に指導できないとネガティブでいるなら、乗り越えなければいけない「壁」と立ち向かっています。安心してください。

例えば毎日同じスーツと革靴で出社する新人男性に、こんなダメ出しを聞いたこともあります。「ファッションは制服と違う。自身を表現する一部でもある」と。それから一着、一足から組み合わせのバリエーションが増えるたび、仕事の引き出しも同じように増えいったといいます。

スーツの着こなし方、女性へのエスコート、革靴の扱い方も身についた今のあなたなら、大人の男性らしく“かっこ悪い”自分を認め、できることから一つずつ見直していきましょう。

努力は人を裏切りません。

後輩から「○○先輩がいてよかったです」と素直な気持ちをぶつけてきてくれるはずです。

後輩とともに先輩であるあなたもぜひ“かっこ良い“ビジネスパーソンを目指しましょう。

最後に、よりコミュニケーションを重要視される次世代にくるだろう「先輩像」のポイントを3つまとめました。

1.次世代の「先輩」は後輩指導もシェア

新人教育にはメインでもサブでも、労力も時間もかかります。

自分のタスクだけで手一杯。後輩のために減らせるわけもなく、案件が順調に進めば進むほど増えていくばかり。しかも「先輩への質問」は内容が濃くなるにつれ時間がかかってくるようにも……共倒れしてしまってはいけません。

忘れがちではありますが「後輩」にとっては、チーム全員が「先輩」。新人の機会にこそ、さまざまな部署や業務内容の知識を仕入れて、経験値をアップできる期間でもあります。

「人によって教えている内容が違う」とよくある事象もフォローは必要ですが、根本的な考え方は共通していたり、言い方のテクニックや、一人ひとりの考え方の違いを学んだりできるチャンス。「先輩」になった自分も、同僚の「先輩」に頼ってこそ一流です。

2.さっさとやろう

相手がこんな反応をしてきたら、こんな質問をしてきたら、と心配してばかりでは、仕事はひとつも片付きません。丁寧な教え方もひとつの方法ですが準備に手間をかけすぎるのも考えものです。

合言葉は「さっさとやろう」。

新人時代は電話の1本をかけるのも隨分と緊張した思い出はありませんか。かけてみたら案外、スムーズに話せた経験もありますよね。まずは手を動かして、場数を踏んでいくことで後輩の立場に沿った指導も、適切なタイミングがみえてきます。

3.仕事は熱く、ファッションはクールに

後輩が抱える課題にできるアドバイスは、状況の要素によって回答が異なります。後輩自身の考えを後押しするのも、否定するのも、経験豊富な先輩の腕の見せどころです。

ビジネスと同じようにファッションにも答えはありません。アイテム使いで、時にはカラーを取り入れて、どんな場でも最適解を求め、全力を尽くす姿勢は、現代のビジネスパーソンに最も強く求められる部分でしょう。

以上、3つのビジネスポイントを参考にしてみてくださいね。若き社会人の先輩になる方へのエールでした。
また次回もよろしくお願いいたします。

筆者Profile
小野寺ひかり
都内在住。シナリオライター、1990年生まれ。
女性ならではの視点でシナリオ・コラム・記事多数執筆。
大学在学時にジャーナリズム理論・コンテンツ産業論を学びマーケティングとクリエイティブの2つの柱を重視している。
座右の銘は「七転び八起き」
こだわりを持つ男性に様々な視点から最新情報をお届けします。
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