logo-kenford icn-cart icn-link icn-map

CONTENTS

ピックアップ

「リーガルの弟分」とは?

前回のコラムでお話した通り、ケンフォードはリーガルコーポレーションのシューズブランドで『リーガルの弟分』として、発売しています。それでは『ケンフォードの兄』リーガルとの違いは何なのか?お話します。

靴を作る工程において、重要で非常に手間のかかる工程のひとつにアッパー(甲革部)とソールをひとつにする、底付けと呼ばれる工程があります。この工程を経ることにより、それまでバラバラだったものが1足の靴の形になっていきます。底を付ける方法はいくつもありますが、リーガルとケンフォードではこの方法が違っているのです。

リーガルはその代表的な底付け製法である、グッドイヤーウエルト式製法やマッケイ式製法などアッパーとソールを糸で縫い合わせる製法です。グッドイヤーウエルト式製法は履きこむほどに自分の足に馴染み、履き込むほどに愛着のわく、本格的トラッドシューズに代表される底付け製法です。マッケイ式製法は比較的軽く、ソールの返りが良く、ソール廻りをスッキリと見せられることに適しています。どちらもソールが擦り減ってきたら交換修理が可能です。

この製法だけではありませんが、リーガルでは主にこのふたつの製法を使い分けています。どちらも複雑で手間のかかる工程で、この底付けの為に多くの人手が必要になります。一方で製造にかかるコストが高く、ちょっとお高くなってしまい、『リーガルを履いてみたいけどちょっと手が届かないよ』なんて声も聞かれます。

一方、ケンフォードはセメンテッド式製法という底付け製法がメインとなっています。(縫い合わせの製法もありますが。)この製法は圧着式と呼ばれ、強力な接着剤でアッパーとソールを接着する方法です。グッドイヤーウエルト式製法やマッケイ式製法ほどコストはかかりません。これが大きな違いで、リーガルと比べるとお求めやすい価格でご提供できます。

だからと言ってすぐに底がはがれるようなこともありません。比較的軽く、返りも良く履き心地が悪いなんてこともありません。ただ残念なのはソールの交換修理などができないという事です。強力な接着剤で接着をしているため、ソールが剥がしづらく無理にやろうとするとアッパーの革が切れてしまうためです。

使用する革などはリーガルと同様の試験を行い、その試験に合格したものを使用します。ですからブランドは違えど品質はリーガル基準でおこなっています。そんな訳で『リーガルの弟分』ケンフォードは、リーガル基準のシューズを、よりお求め安い価格で皆様に履いていただきたい、という思いがつまったシューズブランドなのです。

一覧に戻る